スクラムとウォーターフォールの違いって?

「スクラム」はアジャイル開発手法の一つです。アメリカやヨーロッパのトップ企業のほとんどが、採用している手法とも言えるでしょう。

現在、日本でも急速にスクラムの導入が進んでいます。この記事では、質問の多いウォーターフォール開発と比較して、スクラムを説明します。

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まずは上記のイラストに沿って、「ウォーターフォール」を説明しましょう。チームは、1億円のプロジェクトを受注したとします。そこからチームは、計画→分析→実行→テスト→展開と進め、受注から6ヶ月が経過し、初めて納品を行います。するとどうでしょうか?顧客が満足いく納品物ではありません。

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顧客は、正しいものが納品されなかったので、怒って修正を依頼するでしょう。チームも6ヶ月プロジェクトを作りづけた結果、顧客が満足せず修正作業をしなければならないのでがっかりしますね。

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ここからチームはプロジェクトを修正するための計画を行い、分析→実行→テスト→展開と、繰り返すでしょう。納期が遅れて、チームは疲労し、顧客も不満があるかもしれません。

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「スクラム」の場合はどうでしょうか?まず大きなプロジェクトを、独立した小さなプロジェクトに分割します。最初の1ヶ月で、その小さな独立したプロジェクトをテストまで完了させ、動く実用的な状態で納品します。こちらも正しいものが納品できないかもしれません。

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顧客は怒り、修正を依頼するでしょう。そして最初は小さいプロジェクトのみの納品に困惑するかもしれません。顧客が満足していないので、チームも不安です。しかし2ヶ月経過し、次の納品では顧客の要望通り修正されているので、顧客は徐々にチームを信頼するでしょう。そして短いスパンで、計画→分析→実行→テスト→展開が行われるため、顧客の要望にも柔軟に素早く対応が可能になります。

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その結果、納品できるプロジェクトが増え、予算も増えるでしょう。顧客とチーム双方がハッピーですね。
これは、アジャイル契約である必要があります。その契約については、認定スクラムプロダクトオーナークラスで学びます。また次の記事でご紹介しましょう。

ここでひとつ注意してください。スクラムは短いウォーターフォールを繰り返すということではありません。

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上部のイラストのように、「細かいパーツに分けて」納品することでないのです。下部のイラストのように、MVP(実用最小限の製品: minimum viable product)である必要があります。プロジェクトを納品する上で必要最小限の機能をもち、初期の顧客を満足させられことが重要です。